U-23日本代表が、サウジアラビアで開催されていたU23アジアカップを制した。若き日本代表は大会を通じて、自分たちと日本サッカーの成長を証明した。さらに見えてきた明るい未来についても、サッカージャーナリスト後藤健生がつづる。
■優勝への糧となったヨルダン戦
攻撃から守備への、いわゆるネガティブ・トランジションの早さによって相手の攻撃を遅らせて、相手にボールを下げさせる。それが、あらゆる年代のチームに共通する日本のMFたちの特徴だ。それに加えて、若い世代の日本のMFにはいくつもの選択肢を頭に入れながらプレーすることができるようになっている。
この大会で最も苦しい戦いとなったのは1対1の引き分けに終わり、辛くもPK戦で次のラウンドへの進出を決めたヨルダン戦だった。
この試合では、相手のプレッシャーが激しく、また、カウンターの迫力もあった。そのため、日本の選手たちは攻撃を急ぎ過ぎた。早いタイミングで速いボールを入れて攻撃に転じようとしたが、そこでミスが生じて相手にボールを渡してしまい、何度もピンチを招いてしまった。
あの失敗が教訓となったのだろう。決勝戦ではけっして焦ることなく、落ち着いてパスを回すことによって、隙を与えなかった。









