■「サッカー人生で腐ったことは一度もない」
降格が決まり、夏の移籍市場が開くと、僕の周りは一気に騒がしくなりました。最終的にスタッド・ランスに残ることになったのですが、正直に言うと、その決断が下されたときの心境は、決してポジティブなものではありませんでした。
もちろん、いまはランスで楽しくプレーしていますし、この経験もプラスに捉えられています。でも、当時は本当に苦しかった。移籍騒動だけでなく、プライベートではストーカー被害にも遭い、精神的に厳しい時間を過ごしました。
2025年を振り返って、印象に残っている出来事は何かと聞かれれば、日本がワールドカップ出場を決めた3月の試合のこと、そしてチームの降格が決まった5月の試合のこと。それから、このランスに残ることになった日のことですね。はっきりと記憶に残っています。
これまで、僕はサッカー人生で「腐った」ことは一度もありません。ベルギーで試合に出られず、ベンチ外が続いたときでさえ、投げやりになることはありませんでした。だから、今回の騒動があったからといって、僕のサッカーに対する情熱が消えることはありませんでした。
スタッド・ランスの心強い兄貴分であり、日本代表の先輩でもある伊東純也選手もチームを離れ、ベルギー1部ヘンクへと移籍しました。僕自身も移籍騒動などで、一人でトレーニングを続けなければならない時期もありましたが、自分にできることを黙々と続けていました。












