日本サッカーは「右肩上がり」の成長が続いている。男女の代表チームや欧州での個々の活躍が目を引くが、そのベースにあるのは「選手育成」の充実だろう。サッカージャーナリスト後藤健生が、日本サッカー界の未来を照らす「才能」たちに目を向ける!
■日本サッカーを支える「育成」
年末年始は、各年代別の大会が目白押し。寒い中、連日のように、さまざまな世代の試合を観戦して過ごす毎日である。
Jリーグが発足する少し前から、日本のサッカー界は「育成」に力を入れ始めた。そして、Jリーグという“受け皿”も整備されて選手の能力はどんどんと上がっていった。そして、国際的に活躍できる選手が輩出されてきた。
最初はヨーロッパのクラブに移籍できるのは日本代表を経験した、ごく一部のエリート選手だけだったが、今では、100人を超す選手がヨーロッパのクラブで活躍している。
かつては日本人選手が所属するチーム同士の戦いがあると「日本人対決」などと大騒ぎしていたものの、今ではドイツやオランダ、ベルギーなどでは「日本人対決」などは珍しくもなくなっている。また、UEFAチャンピオンズリーグに日本人が出場するのも当たり前となった。
そして、日本代表はFIFAランキングで20位以内をキープ。ワールドカップでグループリーグを突破するのはもはや目標ではなく、最低限のノルマのような感覚になっている。
それもこれも、すべては「育成」の成功によるものである。
毎年、年代別の大会を見ていて新しい才能を発見するのは大きな楽しみだ。「4年後の日本サッカーは今よりももっと強くなるだろう」と信じながら試合を見ることができるのは、本当に幸福なことである。














