「あと1個!」鹿島が優勝へ王手!鈴木優磨の咆哮!早川友基の奮闘と松村優太の値千金の決勝弾!敵地で苦しみながら手にした勝点3を現地カメラマンが振り返る!【東京ヴェルデvs鹿島アントラーズ】激闘PHOTOギャラリーの画像
鈴木優磨の咆哮(20251130) 撮影/原壮史(Sony α1使用)
【激写9枚】鹿島が優勝へ王手!鈴木優磨の咆哮!早川友基の奮闘と松村優太の値千金の決勝弾!敵地で苦しみながら手にした勝点3!試合後ゴール裏での「あと1個!」の叫び

【明治安田J1リーグ 第37節 東京ヴェルデvs鹿島アントラーズ 2025年11月30日(日)14:05キックオフ 味の素スタジアム】撮影/原壮史(Sony α1使用)

■突然やってきた絶好のチャンス

 首位に立つ鹿島アントラーズ。2位の柏レイソルと勝点差1の状態で、敵地・味の素スタジアムに乗り込んだ。

 この日の結果次第で優勝が決まるというシチュエーションでのキックオフとなったが、立ち上がりからホームの東京ヴェルディがしっかりと球際で強さをみせ、ボールを奪えば縦へのシンプルな攻撃を繰り出して鹿島ゴールを脅かした。鹿島は守護神GK早川友基の好判断と好セーブで何とか失点を免れたものの、首位としての強さを発揮し切れないまま、0-0で前半を終えた。

 迎えた後半も、鹿島は東京Vの強度の高い戦いぶりの前に思うように攻撃の形を作れずに苦しい時間が続いた。だが、思わぬ形で先制点が生まれる。

 後半29分だった。右サイドでボールを保持した東京Vの内田陽介は、無理に前進せずにボールを後方に戻した。だが、そのパスを受けたのは、味方ではなく鹿島の荒木遼太郎だった。直前に交代でピッチインしていた背番号71は、突然訪れた攻撃の機会に慌てることなく、前を向いてボールを持ち出す。そしてレオ・セアラが、相手の最終ラインとの駆け引きから裏へ抜け出したところへ絶妙なパスを供給した。

 抜け出したレオ・セアラがペナルティエリア内の絶好の位置から放ったシュートは、東京VのGKマテウスが超反応でブロック。しかし、その跳ね返りのボールに、後方から足を止めることなく走り続けた松村優太が追いつき、ゴールに叩き込んだ。

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