J2のジェフユナイテッド千葉が、来年着用する新ユニフォームを発表した。優れたデザインと込められたコンセプトに、すぐさま称賛の声が上がった。
Jリーグは終盤に入っており、J1の優勝争いは鹿島アントラーズと柏レイソルの2チームに絞られた。一方、J2では熾烈な争いが続いている。J1への自動昇格も、プレーオフ進出も、まだ多くのチームに可能性が残されているのだ。
そのデッドヒートの中で、千葉も奮闘している。シーズン序盤は首位を独走したものの、一時は7戦勝利から見放され、4位へと後退した。だが、そこから再び持ち直し、現在も4位ながら、残り2試合で優勝も自動昇格の可能性も残している。
選手たちは目の前の一戦に集中しているが、クラブは未来図を示すことで、その背を押した。次のシーズンに着用する新ユニフォームを発表したのだ。
Jリーグは来年から、秋春制へと移行する。J1は8月に開幕するが、それまでの約半年間は、2月から6月まで通常とは違う「Jリーグ百年構想リーグ」が開催される。
クラブによっては、すでに新しいユニフォームは秋春制に移行する2025-26シーズンから着用し、百年構想リーグでは今季のものを使い続けると発表している。そうした状況の中で、千葉はいち早く、新ユニフォームの発表に踏み切った。
フィールドプレーヤー用の1stユニフォームは、クラブカラーである黄色をメインに、緑と赤を襟などに使ったシンプルなデザインとなっている。
だが、よく見ると、手の込んだつくりであることが分かる。デザインのコンセプトは、「千葉開府900年」。千葉にゆかりのある千葉市の中興の祖、千葉常胤(つねたね)の千葉市内にある銅像のシルエットを、大胆にユニフォーム前面にデザイン。胸に走る斜めのラインは、千葉常胤が放った矢をイメージしているという。









