蹴球放浪家・後藤健生はサッカーを求めて世界中を渡り歩く。その際に、絶対に欠かせないアイテムがある。来年のワールドカップ取材のために“新しいモノ”を申請しようとしているが、初めてイングランドでサッカーを観戦したときから、日本のパスポートは大きく進化していた。
■放浪家にとっての「必須アイテム」
「放浪家」にとって必須のアイテムのひとつがパスポート(旅券)です。
日本のパスポートは、それさえ持っていれば事前にビザ(査証)を受けていなくても190以上の国や地域に入ることができるという優れモノ。ありがたいこと、です。
ただし、それはつまり「パスポートを持っていなければ、どこの国にも入れてもらえない」ということでもあるのです。
僕が今持っているパスポートの裏表紙には、「日本国外務大臣」の名前で「日本国民である本旅券所持人を通路故障なく……」と、「要請文」というものが日本語と英語で印刷されています。
つまり、「このパスポートの持ち主は間違いなく日本国民なので、最終的には日本国が責任を持ちますから入国させて、万一のときには援助してやってくれませんか」というわけです。
ですから、パスポートは放浪家にとって「必須」なのです。








