女子サッカー・WEリーグのサンフレッチェ広島の“勝利&復活の舞”が話題を集めた。
10月25日、2025/26シーズンのWEリーグクラシエカップが開幕し、各地でグループステージ第1節が行なわれた。グループAでは大会3連覇を狙う広島レジーナが、リーグ戦首位を走るINAC神戸レオネッサと対戦した。
パナソニックスタジアム吹田で行われた試合は、広島レジーナのペースで進んだ。前半10分にMF中嶋淑乃が先制点を奪って1−0で後半へ折り返すと、後半2分と後半17分に途中出場の古賀花野が2得点を決めてリードを広げる。守っては、INAC神戸の反撃を試合終了間際の1点に抑え、3−1の勝利を手にした。
試合後には、広島レジーナの選手たちが、大阪まで駆け付けたサポーターの前で挨拶する。すると、サポーターたちの勝利の歌声に合わせて、MF笠原綺乃が踊り始めた。
早稲田大出身の23歳MFは、今年4月に左膝外側半月板損傷の大怪我を負い、手術、リハビリを経て、この日の後半アディショナルタイムに交代で登場。復帰出場を果たした。選手の列から押し出されるようにして前に出た笠原は、得意の“あやのダンス”を披露。チームメイトの笑い声と「もういっちょ!もういっちょ」の掛け声が飛ぶ中、全力かつ可憐に踊り切った。







