和製モドリッチ!? 新潟MF長谷川元希が繰り出した絶妙アウトサイド「魔法のようなスルーパス」が必見! 意地の同点弾アシストに「天才」「モドリッチが憑依している」の画像
アルビレックス新潟のMF長谷川元希 撮影/原壮史(Sony α1使用)

 J1アルビレックス新潟のMF長谷川元希が“魔法のような”アウトサイドパスで同点弾をアシストした。

 10月26日に行われたJ1リーグ第35節で、新潟は本拠地デンカビッグスワンスタジアムでリーグ3連覇へ向けて優勝争いを続けるヴィッセル神戸と対戦した。前日、来季からのJ2降格が決まり、しかも雨天だったが、スタンドには1万9480人もの観衆が詰めかけていた。

 試合は2点を先行される苦しい展開となったが、J2降格が決まっても声援を送り続けるサポーターの前で新潟が意地を見せる。後半29分に島村拓弥のゴールで1点差に詰め寄ると、試合終了間際にスタンドから思わず声が漏れる“神パス”から爽快なゴールを生み出した。

 パスの出し手は、ボランチとして出場していた背番号41の長谷川だった。センターバックからのショートパスを中盤の低い位置を受けると、滑らかにターン。相手DFラインの裏を狙って走り始めた若月大和の前方へ、右足アウトサイドで回転をかけた絶妙のロングスルーパスを通して見せた。

 スピンがかかったボールは相手DFの間を抜けてボックス内へ。「神パス」に走り込んだ若月が、右足のダイレクトシュートでニアサイドを打ち抜いて加入後初ゴール。新潟が2−2の引き分けに持ち込んだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3