■ムード最高潮の柏、一方の横浜FCは…
その後も、引いて守る横浜FCに対し、柏は早いタイミングでのクロスやエリア外からのシュートを仕掛けるが、0-0のまま時計の針はじりじりと進む。スコアが動いたのは後半27分。エリア外から山田雄士が右足から放ったミドルシュートが、横浜FCの3人の選手の間を抜け、水飛沫を上げながらゴール左隅へと決まった。
失点で前に出るしかなくなった横浜FCに対して柏が一気に畳みかける。わずか4分後、右サイドから山之内佑成がシュートを放つと、弾かれたボールに反応した仲間隼斗が試合を決定付ける2点目を奪った。
試合はそのまま2−0で終了。他会場では京都サンガF.C.と鹿島アントラーズの上位対決が1-1ドローで終わり、柏は首位・鹿島に勝点1差に肉薄した。
シーズン終盤を迎えて、より一層、チームの完成度の高さが際立ってきた柏。11月1日にはルヴァンカップ決勝(対サンフレッチェ広島)も控えており、選手もファンもモチベーションが最高潮の状態となっている。
一方、敗れた横浜FCは、同日同時刻に試合を行なっていた横浜FMが勝利したために、残留圏との勝点差が5に広がった。残りは3試合。この日の雨が、より冷たく感じる帰り道となった。
■試合結果
柏レイソル 2-0 横浜FC
■得点
72分 山田雄士(柏)
76分 仲間隼斗(柏)



