【明治安田J1リーグ第35節 柏レイソルvs横浜FC 2025年10月25日(土)14:03キックオフ】撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■「優勝」と「残留」を目指して激突
雨の土曜日――。黄色に染まった日立台、三協フロンテア柏スタジアムでは、首位・鹿島アントラーズを勝点3差で追う柏レイソルと、J1残留圏の17位に位置する横浜F・マリノスを勝点2差で追う横浜FCが対峙した。ともに目標達成のために「引き分けではなく勝利」が必要だった。
序盤は、ロングボールを多用した横浜FCが前進を図ったが、ゴールまでは届かず。次第にボールを支配するようになった柏が自慢のパスワークを駆使しながら両サイドを有効に使ってリズムを作る。自陣に押し込まれた横浜FCはゴール前にブロックを築いて攻撃を跳ね返すも、セカンドボールを柏に回収される悪循環。さらに、中盤でのプレスを強めた柏がロングボール攻撃も徐々に封じていく。
ハーフタイムに両チームは動いた。柏は1トップの垣田裕暉に代えて細谷真大、左ウイングバックのジエゴに代えて仲間隼斗を投入して縦への意識を強める。対する横浜F Cも、ターゲットマンの櫻川ソロモンをベンチに下げて窪田稜を投入して攻撃の形を変えた。しかし柏ペースは変わらない。後半14分にアダイウトンを投入して流れを引き寄せようとする横浜FCに対しても、柏のキャプテンである古賀太陽が1対1に負けることなく対応し、試合の主導権は柏が握り続けた。








