10月25日、J3リーグ第33節で2位の栃木シティがホームに首位・ヴァンラーレ八戸を迎える“天王山”が行われ、試合終了間際の劇的弾で栃木シティが1-0勝利を収めた。
勝点差5で迎えたJ3の優勝争いの行方を大きく左右する一戦。小雨が降る中、両チームともに譲らず、前半は0−0で終了。後半は栃木シティが都倉賢、田中パウロ淳一、バスケス・バイロンの強力3トップを活かした攻撃を続けたが、ゴールならず。0−0のまま90分が経過した。
試合が動いたのは迎えた後半アディショナルタイム5分だった。栃木シティは最前線のDFマテイ・ヨニッチも上がって総攻撃。左サイドから田中パウロ淳一が入れたクロスボールが逆サイドまで流れると、バスケス・バイロンが思い切りよく左足を一閃。ボールはゴール前の密集をすり抜けてゴールネットへ突き刺さった。
終了間際の劇的ゴールに選手たちは抱き合って喜び、今矢直城監督も大興奮。試合後、田中パウロ淳一がSNS上で「ゴールの瞬間に起きた歓声の地響きやばかった」と振り返ったように、スタジアム全体が地鳴りのような大歓声に揺れた。









