■W杯に「7度目の挑戦」で初出場!
1975年にポルトガルから独立、現在の人口約60万(埼玉県の川口市とほぼ同じ)の7割は、ポルトガル人とアフリカ系のミックスだという。1978年にはサッカーの「カーボベルデ代表」が初めての試合を行い、サッカー協会は独立から7年後の1982年に設立された。しかし、国際舞台への意欲には乏しく、アフリカサッカー連盟(CAF)と国際サッカー連盟(FIFA)に加盟したのは、1986年のことだった。
アフリカ・ネーションズカップに初エントリーしたのが1994年大会。FIFAワールドカップは、2002年の日韓大会が初めてのアフリカ予選参加だった。そして今回、7大会目の挑戦で、ついに出場権獲得にこぎつけた。アフリカ予選のD組では、7勝2分け1敗、勝点23という圧倒的な成績だった。この数字が今回の「アジア最終予選」での森保ジャパンと同じであることを考えれば、カーボベルデの強さが少し理解できるのではないか。
ユニフォームは国旗の主要な色と同じ青である。もちろん、「大西洋」を表している。「青いサメ(ポルトガル語でトゥバロンイス・アズイス)」のニックネームを持つ。
初戦はホームでアンゴラと0-0の引き分け、2試合目でエスワティニ(旧称スワジランド)にアウェーで2-0の勝利を飾った後、カメルーンに1-4(アウェー)で敗れたものの、以後は5連勝。今年9月にはカメルーンをホームに迎えて1-0の勝利。ポルトガルのカーザピアでプレーするFWダイロン・リブラメントが自陣からカメルーンDF3人を置き去りにする超スピードのドリブルシュートを決め、ヒーローとなった。









