
10月14日、サッカー日本代表が国際親善試合でブラジル代表と対戦し、3−2で歴史的勝利を飾った。そのキックオフ直前、久保建英とヴィニシウスの両国エースが談笑するシーンがあった。
日本から見て過去13度の対戦で、2分け11敗と一度も勝利することができていない王国相手にした一戦。試合が行われた東京スタジアム(味の素スタジアム)は平日ながらチケット完売で、多くのファンが駆けつけた。そして両国の国歌が流れ、黙祷が行われると、一気に緊張感が高まった。
そのキックオフ直前。両チームの選手たちが各ポジションに散らばった後、日本代表の久保とブラジル代表のヴィニシウスが、ハーフウェーラインを挟んで対峙した。
ヴィニシウスは2000年7月12日の25歳。2018年7月にレアル・マドリードに加入すると、2021-22シーズンに本格ブレイクを果たし、昨季まで4シーズン連続でリーグ戦2ケタ得点をマークしている。一方の久保は2001年6月4日生まれの24歳で、2019年6月にレアル・マドリードに移籍し、8月にマジョルカへのローン移籍するまでトップーチームに帯同。その際に1歳差のヴィニシウスと親交を深め、プレシーズンマッチをともに戦った。
その2人は現在、スペイン1部ラ・リーガの舞台での対戦時に顔を合わせているが、今回はそれぞれ母国のユニフォームを着用して再会。そしてキックオフ前に握手し、笑顔で言葉をかわした。そのシーンが中継カメラにも抜かれることになった。