■強豪ポルトガルに勝利して「決勝」へ

 さらに、グループAを首位で勝ち抜いたことによって、グループリーグ最終戦からラウンド16まで中4日の休養日を確保できたことも、チームのためには大きなメリットとなる。3戦目のニュージーランド戦ではターンオーバーも使っており、まさに万全の状態で決勝トーナメントに臨むことができる。

 もっとも、グループリーグを首位通過したことで、他グループの3位との対戦となったので楽な組み合わせになるかと思ったら、グループEで3位通過となったフランスとの対戦になってしまった。

 ただ、ヨーロッパ諸国は「年代別大会はあくまでも育成のため」という考えが強く、最強メンバーを送り込んできているわけではない。しかも、フランスはグループリーグ最終戦からは中2日での厳しい日程となる(もっとも、最終戦の対戦相手がニューカレドニアだったので、大きな疲労は残っていないはずだが)。

 そういえば、日本が準優勝した1999年大会(当時はワールドユース選手権)でもラウンド16では優勝経験がある強豪ポルトガル相手だったが、日本は延長戦の末に勝利して勝ち進んだ。

 いずれにしても、日本チームの健闘を祈りたい。

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