
10月4日に行われたJ1リーグ第33節、サンガスタジアム by KYOCERAでの京都サンガF.C.対川崎フロンターレの一戦は1−1の引き分け。その中で川崎の28歳アタッカー、伊藤達哉が先制ゴールを奪った。
悲願のJ1初優勝へ向けて本拠地で負けられない京都に対して、川崎が前半8分、いきなり先制パンチを食らわした。仕上げたのは伊藤だ。自陣左サイドからの対角のロングパスに右サイドから走り込むと、絶妙なファーストタッチでボールを収めてゴール中央へ持ち込んだ。
そこから左サイドへパス。ボールを受けたエリソンはシュートに持ち込めなかったが、キックフェイントの後にボックス内の伊藤へパスを返した。すると伊藤は、素早いターンで前を向くと、ワンフェイク入れた後に鋭く右足を振り、相手DFの股の間を抜いてゴール右隅に流し込んだ。
柏レイソルU-18から2015年夏に渡欧した伊藤は、ハンブルガーSV(ドイツ)、シントトロイデン(ベルギー)、マクデブルク(ドイツ)でのプレーを経て、今シーズン開幕前に川崎に加入。そして、この日のゴールが、3戦連発の今季通算11得点目。8月16日の第26節からの直近8試合で8ゴールの暴れっぷりだ。