
【明治安田J1リーグ 第30節 東京ヴェルディベレーザvsジェフ千葉レディース 2025年9月20日(土)15:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■2大ライバルに「完封負け」ベレーザの得意な展開
神戸と浦和に完封負けを喫したものの、それ以外の4試合でリーグ最多の18得点を記録。神戸と浦和のすぐ後ろにピタリとつけているベレーザ。
ジェフは正GKを務める田中桃子が、ベレーザからの期限付き移籍の選手であるために出場できない。カルメレ・トレス監督は、17歳の足立楓をデビューさせることを選んだ。アカデミー育ちであり、左サイドで出場機会を得ている足立梓と双子でもある、というサポーター期待の選手の1人だ。
立ち上がりこそジェフの攻撃機会もあったが、中盤で発生するトランジション(攻守の切り替え)でベレーザが地力の強さを発揮すると、徐々に一方的な展開に。10分には日本代表の菅野奏音がミドルシュートを決め、ベレーザが得意な試合展開に持ち込んだ。
ベレーザペースが続く中、チームにすっかりフィットした塩越柚歩がゴールラッシュ。右サイドの山本柚月にボールが入るときの“動き出し”で中央のスペースを陥れ、23分、29分と立て続けにゴールを奪った。
さらに37分にはこぼれ球をものにし、前半のうちにハットトリックを達成。怒涛の3ゴールで試合を決定づけた塩越は、ハーフタイムで交代となった。