■平川陽菜とともに「大注目」の角谷瑠菜を投入も…
ベレーザの圧倒的な攻撃力に加えて不規則な雨もあり、ジェフのGK・足立にとっては難しさと悔しさが混ざり合うデビュー戦となったが、諦めることはしなかった。
4-0で迎えた後半、ジェフは1点でも取り返すべく、16歳のドリブラー・角谷瑠菜を投入。
浦和の平川陽菜とともにリーグ屈指の注目次世代選手である角谷は、左サイドでボールを引き出し、積極的に持ち上がる。しかし、ゴール前での怖さをチームとして出すことはできず、攻守の入れ替わりからベレーザにチャンスを作られる展開が続いた。
樋渡百花のゴールが決まって5-0となると、ベレーザは64分にGKを交代。今月獲得した大場朱羽を初出場させた。各世代別代表で正GKを務めていた大場は、JFAアカデミーからアメリカの大学に進学し、パリ五輪のメンバーにも選出された実力者だ。
連覇を目指す王者らしい層の厚さで試合の流れを手放さなかったベレーザは、76分に伊藤琴音がチーム6点目かつベレーザのWEリーグ通算200点目を記録。
最後は83分に村松智子がダメ押しゴールを決め、7-0とした。
新加入の塩越柚歩をはじめ、新たなピースがハマるようになっただけでなく、選択肢も広がったチームは、リーグ連覇だけでなく、11月から始まるACLの制覇も目指す。
■試合結果
東京ヴェルディベレーザ 7-0 ジェフ千葉レディース
■得点
10分 菅野奏音(ベレーザ)
23分 塩越柚歩(ベレーザ)
29分 塩越柚歩(ベレーザ)
37分 塩越柚歩(ベレーザ)
50分 樋渡百花(ベレーザ)
76分 伊藤琴音(ベレーザ)
83分 村松智子(ベレーザ)


