マンC長谷川唯の相棒、なでしこ藤野あおば21歳が「まさに圧巻の一撃」で今季初ゴール!「完全にシティの右サイドの顔」で“勝利の女神説”も浮上の画像
マンチェスター・シティWFCでもチームメイトの、なでしこジャパンの藤野あおば(左)と長谷川唯。撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 現地9月19日、イングランドFA女子スーパーリーグの第3節が行われ、マンチェスター・シティWFCが5−1でトッテナム・ホットスパー・ウィメンに大勝。なでしこジャパンの藤野あおばが“弾丸ミドル”で今季初ゴールを記録した。

 開幕戦で王者チェルシーに黒星(1−2)スタートも、第2節で藤野のアシストから長谷川唯の決勝ゴールで2−1勝利を収めたマンチェスター・シティ。この日も長谷川と藤野がスタメン出場し、古賀塔子がセンターバックで出場したトッテナムに立ち向かった。

 その試合を動かしたのが、藤野だった。前半23分、左サイドからの味方の横パスを足を伸ばしてトラップ。ゴール中央で前を向くと、すぐに右足アウトサイドパスでカディジャ・ショーとワンツーの形でボックス内に侵入する。そのリターンパスを完璧なファーストタッチで止めると、すぐさま右足を鋭く振り抜き、豪快なシュートをゴールに突き刺した。

 ゴール前のわずかなスペースの中で優れたアジリティ(敏捷性)を発揮し、古賀を含めた相手DF陣3人のタックル&GKが伸ばした左手を突破するミドルシュート。能力の高さが際立つ藤野の今季初ゴールで先制したマンチェスター・シティは、そこからゴールラッシュを続け、藤野のドリブルからの奪ったPKも含め、最終的に5点を奪った。

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