■決定機を作り出した「日本代表」

 後半もハイプレス対決が続き、神戸は前線の個の強さ、柏はチーム全体でボールを動かして揺さぶる、という状況が継続。

 柏が70分に3枚替えを敢行すれば、神戸も75分に3枚替え。どちらも勝利を目指してベンチが動き、終盤に突入した。

 どちらも攻撃の迫力を増すと、43分、神戸はジェアン・パトリッキのクロスがペナルティエリア中央の大迫に通る。しかし、これは枠を外れた。一方、柏は日本代表のアメリカ遠征から帰ってきたばかりの細谷真大がキレのある動きで決定機を作り出し、アディショナルタイムには得意な形で鋭いシュートを放ったが、前川黛也がセーブした。

 両チームが特徴を出し合った試合となったが、0-0のままタイムアップ。この日は勝ち点50以上の6チームのうち、5チームに試合があったものの、町田、京都、広島も勝ち点1を積み上げるのみとなり、5チームすべてが足踏み。翌日、鹿島が湘南相手に勝利して2位に浮上したが、シャーレを巡る大混戦はまだまだ続きそうだ。

■試合結果

ヴィッセル神戸 0-0 柏レイソル

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