■堂安も離脱「テストをしてみるべき」

 もう一つは、システムそのものを見直して、SBを置くことによって、堂安や三笘をWBではなく、サイドアタッカーとしてプレーさせることだ。SBはやや手薄なポジションではあるが、日本にはSBもできるCBも多いから4バックも問題なく使えるのではないだろうか。

 たとえば、6月9日(日本時間6月10日)にオハイオ州コロンバスで行われるアメリカ合衆国戦。

 日本は負傷者続出でCBが足りなくなってきている。メキシコ戦でも板倉滉が負傷して交代を強いられている。

 それなら、菅原由勢長友佑都などSBを起用して4バックをテストするのにうってつけなのではないか? その分、2列目に起用できる選手の数は減るが、そもそもメキシコ戦で長時間プレーした選手はフル出場できないし、堂安がチーム事情で代表を離脱したという事情を考えても、4バック(4-2-3-1)をテストしてみるべきだ。

 いずれにしても、10月以降の強化試合も含めて、相手が守備を固めてきても点を取り切って勝利することにトライしていってほしいものである。

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