
約50m、驚きの超ロングシュートが高知で生まれた。
8月30日に行われたJ3リーグ第25節、高知ユナイテッドSCがホームでテゲバジャーロ宮崎と対戦した。試合は宮崎が前半のうちに2点をリードする展開。そしてハーフタイムを挟んで迎えた後半12分だった。
高知が自陣でボールをつなぎ、ピッチ中央でボランチの工藤真人がパスを受けて前進を試みる。しかし、宮崎の2人がかりのディフェンスに遭って倒され、ファウルの笛が吹かれた。試合が止まり、スタジアムにいた誰もがひと息入れたが、唯一人、高知のセンターバック、深川大輔だけは違った。
ハーフウェーライン手前のセンターサークル内で停止していたボールに対して素早くリスタート。後方から深川が走り込み、相手の意表を突く形で右足でのロングシュートを放つと、勢い良く舞い上がったボールは美しい軌道を描き、相手GKが懸命に下がって伸ばした手の上を越え、ゴールバーに当たってそのままゴールイン。この約50mの超ロングシュートにスタジアムはどよめき、実況の菅江隆一アナウンサーは「なんというシュートだ!深川大輔!」「衝撃的なゴールだ!」と大絶叫することになった。