「タイミングもコースも完璧」日本代表MF藤田譲瑠チマが“絶妙な長距離スルーパス”!ブンデス初アシストに「柴崎の後継者に」米国遠征も期待の画像
試合前のルーティンとして、裸足でピッチの感触を確かめるという藤田譲瑠チマ。日本代表“希望の星”がドイツ1部で初アシスト。撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 ドイツ1部ザンクトパウリに所属するサッカー日本代表MF藤田譲瑠チマがダービーマッチに出場。絶妙なスルーパスでアシストを記録した。

 現地8月29日に行われたブンデスリーガ第2節で、ザンクトパウリは敵地でハンブルガーSVと対戦。15シーズンぶりに1部で実現したハンブルクダービーにスタンドが盛り上がる中、今夏新加入の藤田は開幕戦に続いて3-4-2-1のダブルボランチの一角としてスタメン出場した。そして、1−0リードの後、VARチェックで失点が取り消しになって迎えた後半15分だった。

 自陣中盤の左サイドで相手とのボールの奪い合いを制した藤田が、ドリブルで前進する。姿勢良く前方を見据えると、最前線のFWアンドレアス・ホウントンジがDFラインとの駆け引きから抜け出すタイミングに合わせ、長距離スルーパスを送る。

 このパスにボックス手前で追いついたホウントンジが相手GKをかわし、角度のないところからゴールに流し込んで2−0。今夏にベルギー・シントトロイデンからザンクトパウリに移籍した藤田にとっては、これが加入後初アシスト。現地サポーターも熱狂した。試合はそのまま2−0で終了し、藤田はフル出場でダービー勝利に大きく貢献した。

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