■「この膝を打つところとか名画すぎる」

 この号泣少年の映像は海を越えた日本にも届けられて話題となり、SNS上には日本人ファンから次のようなコメントが寄せられた。

「わかるよその気持ち」
「この展開は泣きながら膝も叩きますわ…開幕戦やぞ、これ」
「この子の立場なら間違いなくワイも泣く」
「この膝を打つところとか名画すぎる いいサポーターや」
「僕もこうなるわ…………2点目はマジョルカにとってもだけどバルサにとっても嫌な点数だったな……」

 この後、試合はどうなるかと思われたが、最終的には0−3と良心的なスコアで終了した。だが、数的不利で守備優先のために浅野は前半のみで交代。ボール支配率は70%対30%で、シュート数はバルセロナの23本に対してマジョルカは3本という一方的な内容で、マジョルカサポーターにとっては苦い思い出の“忘れ去りたい”開幕戦となった。

 しかし、まだシーズンは始まったばかり。“号泣ひざ叩き少年”の笑顔を、今度は見ることができるだろうか。

  1. 1
  2. 2
  3. 3