
8月17日、女子プロサッカー・WEリーグ第2節が行われ、昨シーズン王者の日テレ・東京ヴェルディベレーザが5-0でノジマステラ神奈川相模原に大勝。なでしこジャパンの18歳MF眞城美春の難易度の高い今季初ゴールに称賛の声が集まった。
前節の開幕戦で、ライバルのINAC神戸に0-2で敗れた日テレ・東京ヴェルディベレーザだったが、この日は前半こそ0−0も、後半に入ってMF北村菜々美の豪快なミドル弾を皮切りにゴールラッシュ。その中で中盤でボールを捌きながら自らもゴールを決めたのが、U-19日本女子代表としてAFC U20女子アジアカップタイ2026予選に参加していたために開幕戦を欠場し、この日が今季リーグ戦初出場となった眞城だった。
先制点からわずか2分後の後半17分だ。3−5−2の2ボランチの一角としてプレーしていた背番号14の眞城は、相手陣内に押し込んだ中で、右CBの土光真代がゴール前に放り込んだクロスボールに対して後方から走り込む。そして、ボールの落ち際を右足ダイレクトでハーフボレーの形で合わせ、鮮やかにゴールネットに突き刺した。
ゴール前のスペースを見つける認知力と、そこに走り込む決断力、そして後方からの浮き球をノートラップでミートする技術力。長谷川唯(マンチェスター・シティWFC)の後継者として将来を嘱望される天才MFに相応しいゴールだった。