
現地8月17日に行われたDFBポカールの1回戦で、今夏にフランクフルトに加入したサッカー日本代表MF堂安律が新天地デビュー戦で2ゴールを決め、ファンの期待が高まっている。
レジェンド長谷部誠から受け継いだ背番号20のユニフォームを着た堂安は、エンガース(ドイツ5部)を相手に4−2−3−1の右サイドMFでスタメン出場した。立ち上がりからボールを握りながらなかなかゴールを奪えない展開が続いたが、ようやく前半44分にFWジャン・バホーヤが先制点を奪う。すると、ここから堂安が輝く。
まずは先制直後の前半45分、すでにトルコ代表デビュー済みの19歳MFジャン・ウズンが左サイドから中央にドリブルすると、右サイドの大外から堂安が完璧なタイミングでDFラインの裏を取る。そしてウズンから絶妙の浮き球パスが送られると、目の前にGKが迫る中で右足トラップから素早く左足でボールを少し浮かせる形でのシュートをゴール右隅に突き刺した。
さらに後半9分、右サイドから攻撃を仕掛けた中、何度も動き直しをしながら、ボックス内の絶好のポジジョンで21歳のスウェーデン代表MFヒューゴ・ラーションからの縦パスを受ける。そこから細かいステップで相手DFを交わしてシュートコースを作ると、左足でカーブをかけながらの“GKノーチャンス”のコントロールシュートで逆サイドネットを揺らした。