
J1リーグ第27節を前に、サンフレッチェ広島のファンとともに前節のガンバ戦の1-0勝利を回顧。その先制点にして、決勝点を叩き出した大卒ルーキーFW中村草太のスーパーゴールの余韻にひたりつつ、東京ヴェルディ戦での活躍に期待したい。
エディオンピースウイング広島での試合。この日、試合開始から左シャドーの位置に入ると、0-0で迎えた前半19分だった。
まず、パスが見事だった。自陣右サイドでボールを保持した塩谷司が、前線の動きを見ながら絶妙なタイミングでカーブをかけたロングパスを送る。このボールが、相手DFラインとの駆け引きした1トップFWジャーメイン良の裏へ走り込んだ中村の足元へピシャリと届いた。
そこから中村が魅せる。後方からのスピードのあるボールを左足の裏でトラップ。ピタリと足元にボールを収めると、流れるような動きでの右足アウトサイドシュートを放ち、前に出てシュートコースを防いだ相手GK一森純の股の間を抜いて、ゴールに流し込んだのだ。