■鹿島が突いた「選手交代」で生まれた隙
そして、FC東京戦では61分に投入された田川亨介が81分に決勝点を決めた。
中盤でパスをつないだ後、右サイドにいた鈴木からのグラウンダーのクロスに田川がうまく左足で合わせたゴールだった。
79分に鹿島は、三竿健斗に替えて溝口修平を投入。溝口は左サイドに入り、それまで左にいた樋口雄太はボランチに下がっていた。そして、その直前の78分にFC東京はマルセロ・ヒアンに替えて仲川輝人、左サイドの俵積田に替えて野澤零温を入れていた。
鹿島の決勝点は、選手交代によって生まれたちょっとした隙を突いたものでもあったのだ。
FC東京は52分に左SBの室屋が負傷してバングーナガンデ佳史扶に交代させていたので、左サイドの2人が変わっていた。そして、鹿島はそのFC東京の左サイドを突く攻撃で決勝点を決めたのである。