関係者が明かす日本代表MF中村敬斗「開幕戦ベンチ外」の理由と経緯、現状!スタッド・ランスへの「信頼が損なわれてしまった」「誠意を見せてほしい」魂の叫び!の画像
サッカー日本代表MFの中村敬斗がフランス2部開幕戦でベンチ外に。その理由とは?

 フランス2部のスタッド・ランスに所属するサッカー日本代表MF中村敬斗の去就を巡る情報が飛び交う中、これまでの経緯と現在、中村が置かれている状況が、関係者の間から漏れ聞こえてきた。

 8月11日に行われたフランス2部リーグの開幕戦でベンチ外となり、スタンドに姿を現さなかったという中村。その“行方”が心配されているが、現在はチームの活動に参加できる精神状態にはないという。どういうことなのか。実は7月に、医師の診断書がチームへと提出されており、一部で指摘されているような一方的なボイコットではないという。その“精神的ショック”の理由は、クラブ側から何度も約束されていた移籍話を反故にされたことにあったというのだ。

 関係者によると、中村は1年前の時点からクラブ側に「(中村を)売りたい。ケイトもステップアップしたいだろうから、頑張って活躍してくれ」と、言われ続けていたという。その言葉はシーズン中、そしてシーズン終了後の今年の6月なかばまで変わることはなかったとのことだ。自身のステップアップを約束されていたこともあり、中村はチームのために身を削って戦った。関係者は言う。

 「(中村は)その言葉を信じていたので、手の甲を骨折しても、足を負傷して腫れ上がっていても、“代わりに出る選手がいないから”とチームに頼まれ、痛み止めを打ちながら試合に出て、全力を尽くしていました。昨年12月の冬の移籍で、スタンド・ランスが主力CBのエマニュエル・アグバドゥと中盤のマーシャル・ムネツィをプレミア1部ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに売ってしまってから、チーム内の連携も守備もガタガタになり、一気に降格圏まで順位を落としたんです。それでも中村はクラブからの“ケイトを売りたいから頑張って活躍してくれ”という言葉を信じて、全力でプレーを続けていました」

 しかし、7月に入ってクラブ側が突然、それまでとは異なることを言い始めたという。関係者が続ける。

 「クラブが突然、“ケイトは売らない”と言い出して、中村は絶望の淵に立たされてしまったんです。6月までは“売る”と言っていたのに、言っていたことが180度、急に変わってしまった。そのことで、チームへの信頼が損なわれてしまったんですね」

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