
イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、新シーズンに着用するサードユニフォームを発表した。かつて使用したスタジアムへの敬意を込めたデザインに、世界中が称賛を贈った。
残念ながら、サッカー日本代表DFの冨安健洋は7月、たび重なるケガの影響などもあり、双方合意のもとで契約解除に至ってチームを去ったが、来たる新シーズンは、アーセナルにとって一層の気合いが入る1年となる。プレミアリーグでは、3シーズン連続で2位。あと一歩を踏み出すための準備が進められているのだ。
また、ひとつの区切りを迎えるシーズンでもある。90年以上もホームスタジアムとして使い続けてきたハイバリーで最後のシーズンを戦ってから、20周年を迎えるのだ。
その愛するかつてのホームスタジアムを忘れず、さらに思いを引き継いでいくためのアイテムが生まれた。サードユニフォームを「ハイバリー仕様」にしたのだ。
発表されたサードユニフォームは、ひと目見ただけで美しいものだということが分かる。白を基調としており、深い赤の砲台のエンブレムが目に鮮やか。クラシックな印象の襟が、全体のデザインにマッチしている。
さらに、目を凝らしてみると、ユニフォームの表面にデザインが施されていることが分かる。これはハイバリーの外観をデザインしたもので、旧スタジアムを実体験していない世代にも、クラブの象徴でもあったスタジアムを語り継ぐ意志が込められているという。