■同じ10月25日生まれの17歳&23歳

 ツインシュートは、言わずと知れたサッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』の大空翼と岬太郎が同時に1つのボールをキックすることで不規則な変化を生み出す幻のシュート。多くのサッカー少年たちが挑戦するも、難易度の高さで諦めることになる必殺技を、この日、J2のピッチ上で、少なくとも「ツインシュートに見える」ゴールが生まれたのだ。

 加えて驚くべき情報としては、右足で狙った神代は2007年10月25日生まれの17歳で、左足でシュートした古長谷は2001年10月25日生まれの23歳。同じ誕生日の2人によるツインシュートだったのだ。

 結果的に、わずかに早く触っていた古長谷のゴールとなったが、直後にガッツポーズを繰り出した古長谷が右肩を痛めた様子を見せたことも含めて、SNS上は大盛り上がり。試合は熊本が後半35分に岩下航のゴールで勝利し、熊本サポーターにとっては、首位撃破、降格圏脱出、そしてツインシュートと、大満足の試合となった。

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