
オランダ1部フェイエノールトが現地時間8月2日、ドイツ1部ヴォルフスブルクとのプレシーズンマッチを行い、4-0で勝利した。その2点目、渡辺剛と上田綺世の“日本人ホットライン”で奪ったゴールが反響を呼んだ。
欧州チャンピオンズリーグの予選を4日後、リーグ戦開幕を1週間後に控えた本拠地デ・カイプでの“最終テスト”に、今季がフェイエノールト加入3シーズン目を迎える26歳のFW上田と今夏に加入した28歳のDF渡辺、2人の日本代表戦士はそろってスタメン出場した。
まずは前半27分に上田が魅せる。相手陣内でのハイプレスからボールを奪ったところでボックス内で準備。セム・スタインからの縦パスを狭いスペースの中で呼び込んで縦に抜け出し、寄せに来たDFと前に出たGKよりも一瞬早く右足アウトでプッシュしてゴールに流し込む。
そして後半4分、今度は日本人2人の連携からゴールを奪う。最終ラインでボールを受けた渡辺が前方を見据えた次の瞬間、自陣から前線へグラウンダーの鋭いパスを送り込む。これが上田の前方のスペースへと抜ける絶妙のスルーパスになると、そこに圧巻の加速力で追い付いた上田がそのまま右足シュートでゴールに流し込んだ。
今季誕生した日本人コンビによるゴール。本拠地ファンが盛り上がり、ベンチのファン・ペルシー監督も満足気の表情を浮かべる中、上田、渡辺の2人は満面の笑みでハイタッチを交わしている。