■支払いはすべて「信用カード」に
ただし、駅のチャージ機でも、コンビニでも、チャージは現金でしかできないのです。
7月7日に、僕は仁川(インチョン)国際空港のATMで(自分の銀行口座から)10万ウォンを引き出しました。そのうち、2万ウォンは水原滞在中に同行していた某女性フォトグラファーが「Tマネーにチャージしたい」というのでお貸ししました。そして、残り8万ウォンのうち7万1000ウォンはTマネーをチャージするのに使い、9000ウォンは大邱のバス・ターミナルの食堂でクッパプ(スープにごはんが入った料理、日本ではクッパとも呼ばれる)を食べたときの支払いに使ったのです。
韓国ではクレジットのことを信用カード(シニョンカト)と呼びますが、ここの食堂では客が入ってくるたびに、おばさんが「今、信用カードが使えなくなっていて、現金だけなんですよ」と断わっていました。
そして、それを聞いて帰ってしまう客もいました。それだけ、カードでの支払いが普通になっているということです。
実際、僕は18日間の滞在中、現金で支払ったのは、この大邱の食堂だけでした。
ホテルや高給レストランはもちろん、場末の食堂でも、屋台店でも、コンビニでも、支払いはすべて信用カードでした。
韓国は、もはや、キャッシュレス社会になっているのです。









