■「連戦か入れ替えか」苦しい采配
上位では、他にも足元が危ういチームがある。6位につける川崎フロンターレだ。
川崎はミッドウィークに天皇杯3回戦を戦った。その結果、J3のSC相模原にPK負けを喫してしまった。
川崎はこの試合、リーグ戦でも主力となっている選手たちが多く出場していた。それでもゴールを奪うことができず、120分間を戦うことになってしまった。
主力選手たちが連戦になるか、それとも入れ替えか、いずれにせよ采配が苦しくなることは確かだ。さらに高井幸大がトットナムへと移籍し、山田新も移籍を前提にチームを離れており、ふだん以上にやり繰りは難しくなる。チーム全体の底上げを狙った長谷部茂利監督のチームマネジメントだが、今回は裏目に出る可能性が高い。
さらには、今節対戦するガンバ大阪との相性が問題だ。通算ではG大阪が21勝10分18敗とわずかに勝ち越しているだけだが、今回の舞台となるホームでの戦績はG大阪が13勝6分5敗と、グッと勝率を伸ばす。
さらに最近の川崎は、2023年に16位に沈んだG大阪にシーズンダブルを喫するなど、リーグ戦5試合連続で勝てていない。今回も、G大阪に勝点3を献上することになるだろう。
記事後半では、大注目の上位対決などを分析していこう。