■難しくなる「最終ライン」の対応
一方、韓国の前線は強力だ。
1トップとして中国との初戦に先発した韓国の周敏圭(チュ・ミンギュ)も香港戦でプレーした李昊宰(イ・ホジェ)も、どちらも高さがありヘディングが強い強力CFだ。また、中国戦で強烈なドライブシュートをたたき込んだ右シャドーの李東炅(イ・ドンギョン)の左足も驚異的。
つまり、前線に良い形でボールを供給されると、最終ラインの対応はかなり難しくなる。
前線や中盤では日本が優位に立てそうなので、前からしっかりとプレッシングをしっかりかけたい。
連戦で疲労がたまっているのは間違いないが、これまで最高気温37度の熱波に見舞われていた韓国・龍仁(ヨンイン)市も、週が明けると曇りがちで気温が下がる。中2日という強行日程の中でいかにしてコンディションを上げられるか? そして、体力の消耗を少なくしながら相手にしっかりプレッシングをかけるための戦術的な準備ができるか?
日本代表の総合力が試される。