
サッカー日本代表は7月12日、韓国で開催中のEAFF E-1サッカー選手権の第2節で、中国代表と対戦して2-0の勝利を収めた。その試合での“6年ぶり再会ツーショット”が話題となった。
カメラに収まったのは、日本代表の背番号7、相馬勇紀と、中国代表の背番号11、セルジーニョだった。現在28歳の相馬はFC町田ゼルビア、30歳のセルジーニョは北京国安に所属しているが、2人は「元鹿島アントラーズ」という共通項がある。相馬は2019年8月から半年間(期限付き移籍)、セルジーニョは2018年7月から1年半、鹿島でプレー。2人は半年間という短い期間ではあったが、チームメートとして親交を深めた仲だった。
ブラジル出身のセルジーニョは、鹿島退団後に中国に渡り、今年3月に中国への帰化が認められた。そして同月の北中米ワールドカップ・アジア最終予選で中国代表デビューし、この日の日本戦の後半32分から途中出場して、中国代表通算出場5試合目となった。一方の相馬は後半19分から出場し、日本代表通算出場16試合目。「元鹿島」の2人が約6年ぶりに同時にピッチに立つことになった。
そして試合後、2人はスタジアム内の通路でお互いのユニフォームを交換した。さらに着替えを終えた後には、肩を組み合ってのツーショット撮影に応じ、2人とも柔らかい表情でお互いの成長と健闘を讃え合い、再会を喜んだ。