■成功してもなお上を目指す
それでも、慢心しないのがフロンターレのスタッフだ。フットボール事業統括部 プロモーション部 イベントグループの北森達也は、「イベント見ていて、もう少し面白いことができそうだなって思った」と振り返るのだ。
「ふだん、イベントのアトラクションとかで、選手のトレカをプレゼントしているんですけど、それをザ・マミィさんのおふたりバージョンで作って、それを景品でお渡しできたらもっと盛り上がったかなって感じました。酒井さんと林田さんをそれぞれ作成して、それを選手のトレカに混ぜて、当たったらラッキーみたいな感じでお渡しする形もできたなって」(北森)
イベントを盛り上げることに、妥協はない。鬼木達前監督の凱旋、高井幸大の旅立ち、E-1選手権前の最後のリーグ戦とさまざまな要素があった試合ではあったが、「どれも全力でやるのがフロンターレです。何かがあるから、どれかが弱くなっちゃうというのは絶対に失礼だし、全員に対して失礼」(森澤)とも言葉にする。
というのも、「スタジアムをしっかり盛り上げたい、人を呼びたい、多くの人に見てもらいたいという僕らの気持ちをしっかり理解してくれて、それに対して全力で協力してくれた皆さんや、ザ・マミィさん、そして河原選手がいるからこそだと思うので、そういう中で手を抜くっていうのは、逆に失礼。だからこそ、やり切ろうと思いました」(森澤)からだ。
一人ではできないが、チームであればできる。そして、みんなが協力してくれるから、最後まで全力でやり切る。川崎フロンターレは、いい循環の中で笑顔を作り出している。
(取材・文/中地拓也)
【「その4」に続く】








