■僕の「すべての夢をかなえてくれた」チーム

 悪いながらも0-0で終わったことは、マリノスにとって大きかった。後半に入ると、立ち上がりからマリノスが勢いを出す。攻撃で強気に出るようになったマリノスは、前半はことごとく奪われていたセカンドボールやルーズボールも、自分たちのものにできるようになった。

 そして76分、加藤蓮がドリブルで内側を進むと、ペナルティエリア内のアンデルソン・ロペスにボールが通る。

 ロペスが収めると、ボールは寄せてきた相手に当たり、ゴールの方向へ流れた。それにいち早く反応したのは、追い越す動きをしていた渡辺皓太。

 飛び出した渡辺を市川暉記が倒す形となり、マリノスがPKを獲得した。

 キッカーを務めたのはロペス。開幕節以来となる今季2点目を決めた背番号10は、逆側のゴール裏まで走り、満員となったサポーターと喜びを分かち合った。

 その1点が決勝点となり、そのままマリノスが勝利。順位は変わらず20位のままだが、この勝利が今度こそチームを押し上げることになるだろうか。鹿島と町田に連勝したときは、直後の中断期間で勢いを失ってしまった。今回も次のリーグ戦まで2週間空くが、今度こそ浮上につなげられるか。

 試合後、移籍のためにチームを離脱するロペスは、涙を浮かべてサポーターと別れの時間を過ごした。「マリノスは僕のすべての夢をかなえてくれたチーム。どこに行ってもこのチームを応援している。選手たちは一生懸命表現しようとしている。きっとこの状況から抜け出せると、僕は信じている」

■試合結果

横浜FC 1-0 横浜F・マリノス

■得点

78分 アンデルソン・ロペス(マリノス)

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