■残留を大きく左右する「ダービー」

 上位争いが熾烈な一方、残留争いも苛烈だ。今節は横浜F・マリノスと横浜FCの対戦が、さまざまな意味で注目を集める。

 ダービーであるから当然だが、今回の激突はさらに激しいものになるはずだ。ともに降格圏に沈んでいる状態での対戦となるからだ。

 どちらが勝利しても、横浜FCは降格圏から、横浜FMは最下位から脱出できない。だが、今後を考えれば、ともに残留を大きく左右する一戦となり得る。

 クラブが積み上げたタイトルや勝利数などを考えれば、天秤は大きく横浜FMに傾く。だが現状、上位にいるのは横浜FCだ。そして今回も、勝利の女神は横浜FCにほほ笑みそうだ。

 通算対戦成績では、横浜FMが勝ち越しているが、4勝2分3敗と1勝差に過ぎない。前回J1昇格を果たした2019年以降、横浜FCはダービーで必ず勝利や勝点を挙げている。そして過去、今回迎え撃つホームでは、横浜FMに負けたことがないのだ。

 互いに下位に沈んでいるが、四方田修平監督が指揮を執り続ける横浜FCに対して、2度の監督交代があった横浜FMは苦しい立場に映る。ホームの利もあり、横浜FCが勝点3を手にすることだろう。

 今回のtotoの購入締切は7月5日で、ネット決済による公式サイトでの販売は17時50分(コンビニ決済は16時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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