
J1の柏レイソルが、夏季限定のリミテッドユニフォームを発表した。そのデザインもさることながら、作成に至った経緯も含めて称賛の声が広がっている。
久々の“高み”にいる柏。J1や天皇杯での優勝経験があるクラブだが、ここ2シーズンは連続して17位に終わるなど、厳しい時間が続いていた。だが、今シーズンのJ1では、21試合を終えた時点で2位につけている。首位の鹿島アントラーズとも勝点3差しか離れていない。
そして、ピッチ上で好調の選手たちを、クラブがさらに後押しする。6月25日に、夏季限定のリミテッドユニフォームを着ることが決まったのだ。
一方で、この企画は、選手たちがクラブを助けるために考えられたという。このイベントは、今季のキャプテンを務める犬飼智也の発案によるものなのだ。
さらに、チームの一体感を示すように、他の選手たちもユニフォーム誕生に協力。アパレルブランド「bal(バル)」のディレクターである江田龍介氏にデザインを依頼し、複数寄せられた候補の中からの決定には、選手たちも参加したという。
特別ユニフォームではあるが、ベースカラーに用いたのはクラブカラーである黄色。また、クラブはホームページで、「1枚の生地から切り出したユニフォームは1枚ずつ柄の出かたが異なり、選手やサポーター、レイソルに関わるすべての人たちが1つの太陽を形成している結束感を表現している」と、そのデザインも“一体感”をコンセプトとしていることを説いている。