■小島幹敏はRB大宮の「心臓」

●セントラルMF 小島幹敏(RB大宮アルディージャ)1701分出場

 前半戦を3位で折り返したRB大宮の「心臓」だ。技術の高いレティーは昨年の長澤徹監督の就任とともに、攻撃でも守備でも自分でやり切る選手にバージョンアップ。相手が嫌がるところでボールを受け、嫌がるところへもぐりこみ、決定的なシーンを作り出している。フィールドプレーヤー最長のプレータイムは、チームに欠かせない存在との証だ。

 

●セントラルMF 横山暁之(ジェフユナイテッド千葉)1300分出場

 前半戦首位ターンの千葉で、セントラルMFをメインに17試合に出場。相手を見ながらサッカーができる選手で、戦況に応じて立ち位置を変えながらボールを受け、崩しのパスを出しつつ自らフィニッシュしていく。背番号10を着ける彼のプレーの選択には強引さや無理がなく、どうしたら相手に脅威を与えられるかという逆算に基づいている。ピッチ上での存在感は3得点2アシストの数字をはるかに上回る。

 

●右MF ジョルディ・クルークス(ジュビロ磐田)1645分出場

 所属する磐田は4-3-3が主戦術で右ウイングを定位置とするが、このシステムで右MFを選ぶなら彼しかいない。ここまで7アシストはリーグトップ。カットインから利き足の左足を振るクロスは正確無比で、縦突破から右足で供給するクロスも対戦相手を苦しめる。クロスの総数は断トツのリーグトップだ。

 

●左MF 増山朝陽(V・ファーレン長崎)1274分出場

 最終ラインでもウイングでもプレーでき、左右両サイドに対応する彼は、4バックと3バックで戦った前半戦の長崎で、マテウス・ジェズスとともにチームに欠かせない選手として機能した。チーム3位の5得点を記録し、6アシストはリーグ2位タイである。左サイドでは椿直起(千葉)、泉柊椰(RB大宮)、津久井匠海(水戸→RB大宮)、新井晴樹(鳥栖)らの名前も上がってくるが、長崎に欠かせない増山をチョイス。

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(2)へ続く
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