
今回のtotoはJ1第21節の9試合と、J2第20節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■残留ライン上「2チーム」が降格圏へ
大混戦が続いていたJ1の上位争いだが、徐々にこなれてきた印象だ。少なくともトップに立つ鹿島アントラーズと2位の柏レイソルの間には4ポイント差があり、今節の首位交代は起こらない。
一方で、接戦が続いているのが残留争いだ。今節は現在、残留ラインより上にいる2チームが降格圏に沈む可能性がある。
その2チームとは、16位の湘南ベルマーレと17位のFC東京だ。湘南は今週末、浦和レッズとの対戦が延期となっており、勝点の積み上げはできないが、より危険な位置にいるのが18位のアルビレックス新潟と1ポイント差しかないFC東京だ。
FC東京はリーグ戦で4試合、勝ち星から見放されている。その4試合とも複数失点しており、無得点も2試合あった。どこか歯車がかみ合わなくなった印象だ。
今節対戦するのはガンバ大阪だが、こちらもリーグ戦5試合勝利がない。その5試合でクリーンシートは1度だけで、無得点が3試合。両チームとも、似たような苦境に陥っている。
さらに両チームは、ミッドウィークに天皇杯を戦った。両チームとも多少なりとも戦力を入れ替えているとはいえ、問題となるのは今週に入って全国を襲った猛暑。ベンチスタートにした主力も、体にはダメージが残っているはずだ。
ローテーションが控えめだったG大阪のほうが主力の疲れは大きいはずだが、ホームの連戦というアドバンテージはある。大幅に先発を入れ替えたFC東京だが、遠征という負担がのしかかる。苦境にある両チームの激突は、ドロー決着が妥当とみる。