■日本サッカー「初めて」の国際試合
EAFFの設立は2002年だったが、東アジアレベルの大会としては1917年から34年にかけて日本、中国、フィリピンが参加して開かれていた「極東選手権大会」(陸上や水泳、野球などを含めた総合競技大会)があった(当時フィリピンはアメリカ領だったため、各種球技や陸上競技のレベルは高かった)。
1910年代といえば、日本では東京高等師範学校(筑波大学の前身)蹴球部が初めて本格的にサッカーに取り組み始めたばかりの頃で、サッカーは1917年に東京・芝浦で開催された第3回大会から参加した。
これが日本サッカーにとって初めての国際試合となったのだが(JFAは1921年の大日本蹴球協会設立前の試合なので、この試合をAマッチとして認定していない)、日本代表として出場した東京高師は中国に0対5、フィリピンに2対15というスコアで大敗を喫してしまう。