■三戸と久保の間に挟まれて…

 通常、集合写真を撮影する際、背の高い選手が後列に立つことが一般的で、身長192センチを誇る高井は、これまで常に後列に陣取ってきた。だが、この日は「初めて」という前列へ。しかも身長164センチの三戸舜介と173センチの久保建英に挟まれる位置となっており、両サイドの2人と同じ頭の位置まで身を屈めた状態で写真に収まっている。

 さらにファンが気になったのが、隣にいた久保が自分の膝ではなく、高井の右膝に手を置いていること。その久保は1ゴール2アシストと別格の働き。高井も鋭い読みと激しいスライディングタックルなどで相手の攻撃を封殺しながら巧みなパス出しも見せ、代表4キャップ目とは思えない落ち着き払ったプレーを披露した。

 高井にとっては「初体験」だった前列ショットは、今後の代表チームを長く引っ張っていくであろう、“久保&高井”時代到来を告げる写真となるかも知れない。

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