岩渕真奈も「速い!」と絶句、ブラジル女子“なでしこ粉砕”11秒爆速スーパーカウンターが炸裂「まだ19歳だって」「爆速タッグは脅威!」ファン震撼の画像
パリ五輪での対戦では、途中出場の谷川萌々子(写真中央)の活躍もあって、日本がブラジルを下したが…。撮影/渡辺航滋(Sony α-1使用)

 現地6月2日に行われたサッカー国際親善試合で、日本女子代表なでしこジャパンが1−2でブラジル女子代表に敗れた。その決勝点となった圧巻の高速カウンターに驚きの声が数多く上がっている。

 1−3の完敗から中2日、ブラジル・サンパウロで行われた第2戦。ニルス・ニールセン監督は前回からスタメン6人を変更してピッチに送り出すと、前半から三浦成美、籾木結花、松窪真心の中盤が機能し、CB石川璃音も激しいディフェンスを披露。チーム全体として強度の高いプレーで試合を優位に進め、後半1分に清家貴子のゴールで先制に成功した。しかし、そこから間もない後半9分に、CKからオウンゴールで同点とされる。そして、1−1で迎えた同34分だった。

 日本の右サイドからのCK。ニアサイドに入れたクロスを跳ね返されると、そのボールを途中出場のブラジルFWジョンソンが拾う。日本がすぐに潰しにかかるも、後方から駆け上がったFWケロリンにパスを通される。そこからケロリンが圧巻のスピードで日本選手たちをぶっちぎって一気に日本陣内まで持ち上がると、ボックス手前からラストパス。GK山下杏也加が前に飛び出すも、さらにギアを入れ替えて加速したジョンソンが先に追いついて、右足チップキックでゴールネットに流し込んだ。

 ジョンソンが自陣ボックス手前でボールを拾ってからゴールネットを揺らすまで約11秒。試合を中継したABEMAで解説を務めた元なでしこジャパンの岩渕真奈さんも、ゴールが決まった後に思わず「速い!」のひと言。脱帽せざるを得ないカウンターだった。

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