
現地5月29日、フランスリーグの1部・2部入れ替え戦第2戦が行われ、延長戦までもつれ込んだ死闘の末にスタッド・ランスが1-3でメスに敗れて2部降格が決定。サッカー日本代表の伊東純也、中村敬斗、関根大輝の試合後の悲痛な姿にSNS上に多くのコメントが寄せられた。
リーグ・アン最終節で16位に転落して入れ替え戦に回ることになったSランスは、敵地での第1戦を1−1で終えて迎えたホームでの第2戦を迎えると、後半12分にボックス内での伊東の巧みなボールコントロールから先制点が生まれるも、逃げ切りの選手交代をした直後の後半33分に同点ゴールを許す。迎えた延長戦で2点を献上し、失意のホイッスルを迎えた。
この結果により、Sランスは2017-2018シーズン以来となる7年ぶりの2部降格が決定した。そしてその試合後、歓喜に沸くメスの選手たちを前に、Sランスの面々は茫然自失の表情。今季自己最多のシーズン11得点を挙げて飛躍を遂げた中村はユニフォームで顔全体を覆って涙を隠し、今年1月にチームに加わってこの日は途中出場だった関根はピッチに座り込む。そして今季が在籍3年目ですっかりチームの顔となり、この日も多くのチャンスを作り出した伊東は、呆然としながらスタジアムの光景を見つめた。