■「この景色は忘れない」からの再出発
「ありきたりの言葉で言うと悔しいですって感じですけど、力負けしたなっていうところもありますし、はい……この景色は忘れないだろうなと思います」
これは、ＡＣＬＥファイナルズの決勝後に山本に話を聞いた際の第一声だ。「忘れない」とまで口にした景色をもう一度見るために、そして今度は別の景色にするために、今、Ｊリーグで研さんを積んでいる。
「川崎が取れてないタイトルを取りに来れるように、またできることからやっていけたらと思うので、一緒に戦ってもらえればうれしい」
決勝後にサポーターに向けて発した言葉を達成するために、まずは、ホーム４連戦の最終戦・ガンバ大阪戦でも勝利のためのプレーを見せる。
（取材・文／中地拓也）
