サッカーくじ「toto」予想(第1537回)5月10・11日(1)「5連勝」鹿島がACLE準優勝「監督の古巣」川崎と激突、勝敗を決めるのは「通算」「昨季」ではなくて「ホーム国立」、「サウジ完敗」横浜FMはの画像
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 今回のtotoはJ1第16節の10試合と、J2第15節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■「悔しさ」「再スタート」宣言の場

 今節、大きな注目を集めるカードのひとつが、鹿島アントラーズ川崎フロンターレの対戦だろう。昨季まで川崎に多くのタイトルをもたらした鬼木達監督が、鹿島を率いて古巣を迎え撃つ。川崎にとっては、アジア制覇をあと一歩で逃した悔しさと再スタートを宣言する場で、相当に気合いが入っていることだろう。

 一時期はJ屈指の名門である鹿島を超えることを目標にしていた川崎だが、今となっては通算で28勝10分16敗と大きく勝ち越すまでに至った。一方で鹿島は昨シーズン、川崎相手にシーズンダブルを達成して反撃ののろしを上げている。さまざまな要因や因縁が絡み、盛り上がること間違いなしの一戦だ。

 鹿島のポジティブな要素を上げれば、やはりリーグ戦5連勝中であることが挙げられる。何よりも勝利を希求するチームにとって、これ以上のプラス要素はない。さらには鬼木監督が川崎の選手たちを知り抜いている点は、かなり大きなアドバンテージになるだろう。

 だが川崎にも、鹿島に劣らぬ追い風が吹いている。ACLE決勝で負けたことは非常に悔しいだろうが、これ以上に選手たちの負けん気を燃やすものはない。優勝は逃したが、その悔しさと同等かそれ以上のモチベーションを持ち帰ったのだ。

 また、川崎としては久々に試合間隔をしっかりと取って試合に臨める。これまで連戦ばかりだったチームにとって、心身の回復が促される時間になるはずだ。

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