■データ的には夏場以降に量産

 一方で、昨年を見れば“ここから”というストライカーでもある。昨年の山田は、7月に2得点、8月に4得点、9月に3得点、2試合しかなかった10月に1得点、11月に4得点としており、夏場以降に得点を量産しているのだ。
 このチームのレジェンドである小林悠が“夏男”と呼ばれているが、山田自身もそれを受け継ごうとしているのだ。
「個人としても非常に悔しい思いをして、自分たちの今の立ち位置や力を知れたので、あとはこれから登っていくだけ」
 そう振り切ろうとする山田が、その得点力をきっとここから爆発させる。そして背番号20の活躍が、チームに笑顔をもたらす。
(取材・文/中地拓也)

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