【川崎FW山田新が捉える“復活の狼煙”(2)】山田自身が感じる19ゴールを記録した昨シーズンとの違いとは……“迷い”の払しょくと、昨季同様に夏場以降の得点量産ペースへの画像
横浜FC戦での川崎フロンターレの山田新 撮影:中地拓也
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 昨年リーグ戦で19ゴールを記録しながらも、今季ここまで2得点としている川崎フロンターレの山田新。今季のチームの初陣となるACLE浦項スティーラース戦やリーグ開幕戦の名古屋グランパス戦で先発したことからも期待のほどがうかがえるが、徐々にその機会も減っている。現在、スターティングメンバーに最も近づいているのはエリソンだろう。

 周囲の期待が大きいからこそ、そして、自身の中でも強い自信があるだろうからこそ、昨年と今年との違いで何か感じている部分はあるのか聞いてみた。5月15日の練習後のことである。
 山田はまず、「去年とサッカーの違いはすごく感じてます」と明かす。今季から長谷部茂利監督が率いており、当然、チームの戦い方は変わった。同じポジションであっても監督によって求められること違うからこそそれに合わせなければいけないが、その面で苦しんでいる部分もあるようだ。
 攻撃面では、昨年以上に早めにロングボールを前に入れる場面が増えた。守備面では全体で前にかける以上に、2トップがしっかり中を締めることが多くなった。国内復帰後の2試合は守備の仕方が変わっているが、「その中で監督が求めることをまずしっかりやながら自分の良さを出さないといけないので、そのあんばいを探りながらやってます」と明かす。

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