
J1名古屋グランパスが披露した自陣GKからパス10本を繋いでの連携ゴールに称賛の声が寄せられている。
5月3日に行われたJ1リーグ第14節、名古屋は国立競技場で清水エスパルスと対戦した。3連勝中だった清水に対して、名古屋は2連敗となかなか調子が上がらず。だが、試合が始まると状況は一変。名古屋が前半36分に稲垣祥が強烈なヘディングシュートで先制すると、後半3分に和泉竜司が追加点を奪う。そして、その直後の同5分だった。
自陣でボールを奪った名古屋は一旦、GKのピサノ・アレックス幸冬堀尾までボールを下げたところから攻撃開始。右サイドの低い位置でボールを受けた三國ケネディエブスから、稲垣祥、原輝綺、さらに和泉竜司、内田宅哉とトライアングルのテンポの良いパス回しで前進すると、ハーフウェーライン上のタッチラン際でボールを受けたマテウス・カストロから山岸祐也へ鋭いパスが入り、そこから山岸の技ありのパスで内田が右サイドをフリーで抜け出した。
そしてドリブルで相手ボックス角付近まで持ち上がった内田が、中央の山岸へグラウンダーのパスを通すと、山岸が相手DFを引きつけてキックフェイントからの絶妙のラストパス。最後は山岸の背中側から駆け上がった椎橋慧也が左足ダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。